難燃剤
難燃添加剤とは、材料に添加され、燃焼を抑制または遅延させる物質です。材料との相互作用に基づき、大きく 反応型 と 添加型 に分類されます。反応型難燃剤は材料と化学結合を形成し、その構造の一部となります。一方、添加型難燃剤は単に材料に混合されるだけで、化学結合は形成しません。
添加型難燃剤
添加型難燃剤は、プラスチック、ゴム、繊維、電子部品、建材などに使用できます。試験により実証されており、燃焼速度を大幅に低下させ、炎の拡大を抑制し、有毒ガスの排出を減少させることで、全体的な防火安全性を向上させます。用途の要件に応じて、UFC はハロゲンフリー、低発煙、または低毒性の処方も提供しており、顧客が製品性能と環境・安全基準の両立を図れるよう支援します。これにより、材料設計において高い安全性と低リスクを実現できます。
| 品番 | CAS NO. | 融点 ( °C ) | リン含有量 (%) | 応用 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| PU | PC | CCL | PBT | ||||
| Mosaflam 100 | 28212-48-8 | >110 | 13 | ● | ● | ● | |
| Mosaflam 338 | 29420-49-3 | >300 | N/A | ● | |||
| Mosaflam 344 | 848820-98-4 | 8.5 | ● | ||||
| Mosaflam 1570 | Proprietary | 14 | ● | ||||
| Mosaflam 2250 | Proprietary | 19 | ● | ||||
● 既存の応用 ● 潜在的な応用
反応型難燃剤
反応型難燃剤は、重合または硬化の過程で高分子材料と化学的に結合し、恒久的な難燃性と長期的な耐久性を確保します。材料構造の一部となることで、移行や溶出を防ぎ、製品のライフサイクル全体にわたって安定した防火性能を維持します。用途に応じて、UFC はハロゲンフリー、リン系、または低毒性の処方を提供し、環境・安全規制に適合しながら優れた難燃性能を実現します。これにより、材料設計において内蔵型の防護と長期的な信頼性を提供します。
| 品番 | CAS NO. | 融点 ( °C ) | リン含有量 (%) | 応用 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| PU | UP | PET | Epoxy | CCL | ||||
| Mosaflam 214 | 14657-64-8 | 154-157 | 14.50 | ● | ||||
| Mosaflam 216 | 35948-25-5 | 114-120 | 14.30 | |||||
| Mosaflam 310 | 13291-46-8 | NA> | 10.0 | ● | ||||
| Mosaflam 324 | 99208-50-1 | 248 | 9.60 | ● | ● | |||
| Mosaflam 346 | 63562-33-4 | 192-198 | 1.70 | ● | ● | |||
| Mosaflam 374 | 110507-24-9 | 287-295 | 8.0 | ● | ● | |||
| Mosaflam 412 | Proprietary | 156-159 | 8.0 | ● | ||||
| Mosaflam 434 | 63562-34-5 | 4.0 | ● | |||||
| Mosaflam 490 | Proprtetary | – | 4.10 | ● | ||||
| Mosaflam 784 | Proprietary | 95-115 | 7.0 | ● | ||||
● 既存の応用 ● 潜在的な応用